新型コロナウイルス、誰でも感染源になります。
新型コロナウイルス肺炎の感染者数は、全世界で爆発的に増加しています。
この文章を書いている間にも、各地で感染者情報が報道されており、不安が募ります。
再感染の可能性(?)や、発病しない健康感染者の存在。
さすがにマスク、消毒液は入荷しましたが体温計は入荷未定。そればかりか、ガーゼ、滅菌ガーゼ、無水エタノールは品切れ・・本当に異常事態です。
一番の不安は「感染するかもしれない」という点でしょう。
マスクや消毒剤を自宅に大量に在庫してもなお、不安は消えません・・どんなに対策しても・・です。
ですが、もうすでに、予防ばかりに注意を払う時期は過ぎていると、感じています。
「もし感染してしまったら?」を、そろそろ個人個人が年頭に置かなくてはならない時期にきています。
国民の2~3人に1人は感染するだろうという予測が出ている今、「自分が感染源になる可能性があるという自覚」も大切だと強く思います。
誰かから感染したという「被害者意識」を捨てて、自分が感染源になる場合を想定して行動しなくていけない。
感染したかもしれない場合、何をしたらよいか?
だれもが今、なんとなく気になっている点ではないでしょうか。
もし新型コロナウイルスに感染したら?
現在世界中で、急ピッチで進められている「ワクチン開発」
希望をもって、私たちは今できることを、ひとつひとつやっていきましょう。自分で今できることは、言わずもがな「手洗い」「うがい」「マスク」「人との距離をとる」「感染拡大エリアにいかない」など。
そしてもっとも大切なことは「自己免疫力」を高めることです。
そもそも、新型コロナウイルスに限らず、すべての病気を治すのは、病院でも、薬でもない、自分の身体だということを思い出してほしい。
ところで「風邪」を治す薬はないとご存知でしょうか?新型コロナウイルス肺炎とはいえ「風邪」の一種です。
情報に惑わされず、過度に不安にならず、慌てずできることを行いましょう。
ちょっと待って!解熱鎮痛剤を飲むこと
新型コロナウイルスへの初期感染症状は、普通の風邪とあまり変わらないことが言われています。8割は無症状から軽症であり、「咳」「鼻水」「発熱」「倦怠感」など、風邪症状との比較ができません。
ここで多くの方がやってしまいがちなのが、総合感冒薬など風邪薬を飲んでしまうことです。
これが危険!!症状を長引かせたり、悪化させたり、免疫低下の要因になります。
「症状が悪化する前に総合感冒薬を飲む。」という発想がそもそも間違いです!!気を付けてください。
総合感冒薬を飲んでも予防効果、風邪の進行を抑える働きはありません。
総合感冒薬は、熱を下げる、咳を鎮める、という具合に症状を抑える作用しかありません。
風邪ウイルス自体に効果があるわけではないのです。
予防のために風邪薬を毎日飲むのは、本当にやめてください!!
熱が出ても、イブA,ロキソニンなど非ステロイド性解熱鎮痛剤の使用は気を付けて
様々な資料や情報から得た個人的な見解ですが、
新型コロナウイルス肺炎の感染力はインフルエンザと同等程度かやや強い、クルーズ船で感染した40%の人は無症状であったことから、ウイルスの毒性は弱い。
と私は考えています。
「風邪薬を早めに飲んで、症状を軽く済ませよう」とは、間違っても考えないでください。
繰り返しになりますが、風邪薬や解熱鎮痛剤は「症状の緩和」を助けますが、ウイルスを抑える働きはないので、気休めにすらなりません。
軽い症状でしたら、いきなり風邪薬などを飲まず、はやめに休んで様子を見て欲しいと思います。
何故なら、
若年者の中でも重症化する例があり、原因のひとつに「サイトカインストーム」が指摘されているからです。
サイトカインストームとは、
ウイルスなど外敵を発見した白血球は、サイトカインと総称されるたんぱく質を「のろし」として上げて、その合図で発熱や咳、鼻水などの駆除反応が起きる。
それが過剰にでて、自分自身を傷つける反応のこと。
【麦緑素研究会資料より引用】
命を脅かすサイトカインストームが何故起きるのか?その要因のひとつに、
「解熱剤」が「サイトカインストーム」を起こす可能性があることを感染症の専門家は指摘しています。
残念ながら、新型コロナウイルスでお亡くなりになった方の詳細な治療方法はわかりません。
ですが報道の一部では、治療に当たった武漢や日本の医師から「非ステロイド性解熱鎮痛剤」の使用があったようです。
関連性を断定できるものではありませんが、自己判断で市販薬を服用するのは注意が必要です。
「非ステロイド性解熱鎮痛剤」使用の重篤な副作用関連の報告は、市販薬でも医療機関でも多くの症例報告がされています。
ちなみに非ステロイド性解熱鎮痛剤には以下のようなものがあります。
市販薬例
- アスピリン(バファリンA®など)
- ロキソプロフェン(ロキソニンS®など)
- イブプロフェン(イブ®など)
- エテンザミド(ノーシン®、新セデス®など)
- イソプロピルアンチピリン(セデス・ハイ®など)
病院で処方される非ステロイド性解熱鎮痛薬
- アスピリン(バファリン®など)
- ロキソプロフェン(ロキソニン®など)
- ジクロフェナク(ボルタレン®など)
- インドメタシン(インダシン®など)
- イブプロフェン(ブルフェン®など)
- メフェナム酸(ポンタール®など)
- スルピリン(メチロン®など)
【加筆】
フランスの厚生大臣オリヴィエ・ブェラン氏が「イブプロフェンを服用しないほうが良い」と発表しましたね。
漢方養生で乗り切って!
全世界を震撼させているウイルスに限らず、昔から中医学(中国漢方)はさまざまな病気の治療や回復に役立ってきました。
漢方はよくわからない、飲んでも効果は薄い、などと考えるのは早計です。
こんな時だからこそ、漢方薬や漢方養生の考えは本領を発揮しています。
ちょっとした風邪症状の時に、すぐに総合感冒薬を飲まないでください。
まして、予防のために総合感冒薬を飲むのはやめて、ぜひ漢方養生を実践ください。
養生とは薬を飲むことだけではありません。
はやめに布団に入り、体を休めること。
肉類や脂っこいものを控えて消化管を休めること
身体を冷やさないことなど、ちょっとした工夫が養生です。
ぜひ漢方を扱うお店でご相談ください。
まずは冷静に。
新型コロナウイルスに感染したら?慌てず電話いきなり医療機関に行く前に、問い合わせをしてから受診するように行政では呼び掛けています、ご注意ください。
保健所や、かかりつけの病院、受診したい病院に電話で確認して支持を仰いでください。
繰り返しますが、自分や家族の命を守るために。
ぜひ「免疫力アップ」を心掛けた生活を送ってください。
北海道のサイトはこちら⇒北海道 新型コロナ肺炎について
新情報などは日々更新されているので、こちらのサイトを参考に厚生労働省のサイト