薬膳

「漢方養生」室蘭民報寄稿記事7~薬膳ではニラ料理を寒さ払いに

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(大昔に薬用として使われていたニラ~室蘭民報くらしスタイルに寄稿記事)

大昔、ニラは薬用に使われていた

ニラの原産地は東アジア地域で、3千年前から栽培されており、日本には弥生時代に、中国から伝わったといわれています。大昔ニラは薬用として使われていましたが、日本では明治時代に野菜として食べられるようになりました。

ニラは味噌汁の具や薬味、おひたし、中華料理では、レバニラ炒め、ニラ餃子、ニラ饅頭などが有名です。

現代薬理研究によると、ニラはβーカロテンやビタミンC,カルシウム、リン、鉄などのミネラルに富み、代謝機能、免疫機能の向上、疲労回復にも役立つといわれています。

整腸・殺菌作用がり、昔は下痢に効く野菜として親しまれていました。

薬膳では腰のだるさなどに

中国漢方では、腰のだるさ、痛み、膝が弱い、打撲、けが、冷え、ED,頻尿、尿漏れ、胃腸症状、下痢、便秘などに薬膳として使われています。

ニラは身体を強く温めるため、微熱、寝汗などがある方は使わないほうが良い。消化しにくいので、1回の量を加減して食べること。

漢方では春は「昇発」(上や外へ発散する)の季節と考えるので、ニラ料理を食べて、冬にたまった身体の寒さを払ってはいかがでしょうか?

 

ニラ卵炒めの作り方

【食材】

ニラ(100g)

卵 (2個)

塩 (少々)

【作り方】

①ニラをきれいに洗ってみじん切りにする。

②卵を割って、みじん切りにしたニラと混ぜる。

③油を鍋に入れて、火をつける。

④②を鍋に入れて炒める。

  • この記事を書いた人

AYA TSUKEDA

室蘭市在住 所有資格は国際中医専門員、漢方スタイリスト、保健師、看護師、登録販売者 趣味はピアノ、旅行、読書 クスリのツケダイオン室蘭店で不妊、アトピー、皮膚病などの漢方相談を担当しています。

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