ボーンブロススープとは
鶏肉の手羽元や手羽先をじっくり煮込んで、骨からの栄養成分を抽出したものを言います。ブロスとはだしという意味。
欧米では美意識の高い人々の間で流行中なんだとか。
分子栄養学の世界でも、貧血、低たんぱく傾向にある方に広く勧めています。
骨の中心には「骨髄」があります。骨髄には「造血組織」という血液をつくる工場があります。とっても栄養があるイメージがわくでしょうか?
薬膳では、食材の形や色、部位などは、人体の似たような場所に効果が現れると考えられています。
たとえば、鳥の手羽先を食べると指先が器用になる、栗の形が脳に似ているので脳を補うなど・・・
「鳥の手羽先などの骨(髄)は血液を養う」と考えるのは想像しやすいかな、と思いますがどうでしょうか。
実際の栄養素としては、コラーゲンなどが含まれるほか、じっくり煮込むことで、たんぱく質の最小単位であるアミノ酸となり、非常に吸収が良い状態になっています。眠りの質を高めるといわれているアミノ酸「グリシン」も含まれています。
妊娠に必須条件である「卵子」の成長のお手伝いのために、たんぱく質(アミノ酸)の補給は大切です!
やせている女性、冷え性、貧血、体調がいつも悪い、疲れやすい・・など、気になる方はぜひお試しください。
ボーンブロススープの飲み方
時間などにこだわらず、ちびちびと一日中飲み続けてください。
会社、オフィスに持参して、お茶代わりにしたり、食事と一緒に取ったりと工夫して、取り続けることです。
1週間や1か月飲んだからと言ってすぐに効果がでるものではありませんので、気長に継続が大事です。
ボーンブロススープ作り方
材料
①鳥の骨付き肉(手羽先や手羽元)
②水
これだけです。
水からコトコト1~2時間煮込んでください。
出来上がったら冷蔵庫保管をお勧めします。飲むときに鍋に飲む量を移して温めなおし、塩や醤油で味付けしてもよいです。
煮込む際に、はじめからネギ、生姜、塩、その他の野菜をはじめから入れて煮込んでも良いですよ。
また、スープをベースにお粥や、鍋、麺類など、その他の料理に利用されても美味しいです。
ぜひお試しください。
妊活の基本は食事からですが・・
からだ作りの基本は食事であありますが、体質にあった「漢方薬」の使用も良いですよ!
なかなか望みどおりに授からない、年齢的にも差し迫っている、食事だけではちょっと足りないかもしれないと思う方など、早めのご相談を!
それでも時間がない方、胃腸が弱い方はレバコールの活用もお勧めです!
レバコールとはアミノ酸製剤に分類される医薬品の栄養剤です。
アミノ酸とは、たんぱく質です。
人間の身体はすべてタンパク質でできています、髪の毛も爪も筋肉も内臓もタンパク質です。
生命をつくる最も大切な栄養素、それがタンパク質と考えられています。
繰り返しになりますが、タンパク質はアミノ酸によってつくられています。
肉や魚など、タンパク質は、歯で噛み砕かれ、胃酸で細かく分解されます。その後、胃や十二指腸で分解されて、小腸で小さなペプチドやアミノ酸のかたちになって吸収されます。
肉や魚はそのまま私たちの身体になるわけではなく、アミノ酸にまで小さく分解されて、体に作り替えられていきます。
小腸から吸収されたアミノ酸は、いったん肝臓に集められ、そこから全身に運ばれ、遺伝子の情報に基づいて筋肉や酵素、神経伝達物質、ホルモンなどにつくり変えられ、私たちの命を支えています。