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40代妊活中の方へサプリをどう選ぶか?漢方母さん注目のミトコンドリアサプリを話します

つけだ
赤ちゃんを強く望んではいるものの正直、体もしんどい。

月経の量も減ってきた、卵子の質も気になる方へ。

年齢や体質によって必要とするサプリは変わりますが「ミトコンドリア」に注目が高まっています。

サプリメントの質問も多いので、話題のサプリについてお話ししたいと思います。

あなたの選んだ妊活サプリメントは?

漢方相談にご来店のお客様は、実に様々なサプリメントを飲んでいらっしゃいます。プラセンタ、葉酸、マカ、ザクロなど、商品選択の決め手は商品ページの体験談や口コミ。最近では病院でもサプリメントの紹介、販売をしているところが増えてきました。

ですが、効果を感じられないという声も・・。

サプリメントは基本的には食品です。「安全」なイメージもあり始めやすいのですが、あくまでも健康を補助する食品。毎日食べている食事の、若干不足気味の栄養を補う目的でつくらたものがサプリメントなので、体質改善とまではいきません。

何でも良いのではなく「あなたに不足な栄養素」が何なのか?を知ることが大切ですね。

症状から逆算して「冷えがあるから」「月経不順があるから」「卵巣を元気にしたいから」だから、○○を補う、という発想は間違いではありません。

ですが「冷え症」「月経不順」という症状が起きた原因にも注目しないと、穴の空いた袋に水を入れるようなものです。

40代妊活は効率の良い方法を選択しなくてはいけません。

サプリはあくまでも食品の補助として使いつつ、漢方も使って欲しいというのが、本音です。

40代女性のカラダとは?美しさ、若さの元とは?

腎臓イラスト

 

最近の女性は年齢不詳で若く見えます。見た目の若さは「腎」の働きと連動しています。

「腎」は小学校で習う「腎臓」のような一部分の臓器の名称ではなく、体全体のなかでホルモンバランスや生殖年齢と関係が深い、働き全体の事を言っています。

この腎の働きが良いと、卵巣や子宮の若さが保たれて妊娠力がキープされます。腎は年齢とともに衰えますが生活習慣にいよる個人差も大きいです。

「腎」が弱ると、骨が弱るので腰が曲がり、歯がもろくなり、耳が遠くなり、白髪が増えます、つまり老化が起こるのです。

残業が多い、ストレスが多い、寝不足がち、食事が不規則などの方は、見た目も実年齢より年を取って見えますね。まさに「腎」が弱っているのです。

40代の内臓は案外、実年齢相当かもしれません。そう思って取り組んだほうが良いと思うのです。

妊娠、出産を終えても、子育てがあり、子育てが終わった自分の人生はさらに続くのですから。

ベビまち中の心理は、先の事よりも目先の妊娠に置く方がほとんどですが、出産は「腎」のエネルギーをかなり消耗しますので、出来るだけ妊娠前から腎を温存し、蓄えができる方法を選んでください。

 

「腎」を温存し、蓄えるサプリメントの成分は?

サプリイラスト

 

「腎」のエネルギーを「精(せい)」とも呼ばれ、「精」を補う漢方生薬の代表は、男性は「鹿茸(ろくじょう)」女子は「紫河車(しかしゃ)」です。

鹿茸とは鹿の角、紫河車はご存知の「プラセンタ」です。

大昔は人の胎盤を産後に食べたそうです、へその緒も同様に産後の滋養強壮のために煎じて飲んだそうですね。

現在は動物(豚が多い)の胎盤から商品が作られています。

では、どのプラセンタ入りサプリメントでも良いのか?おススメはどれか?となりますが・・当店の場合、2社の取扱いがあります。

 

商品名 販売者 配合 錠数 値段(税抜き)
紫煌珠(しこうじゅ) イスクラ産業 豚由来プラセンタ、葉酸、ビタミンB6,B12,EPA 90粒

 

7000円
ゴールドプラセンタ

 

東北アライアンス株式会社 北海道産豚プラセンタ原末100% 60粒 10,000円

当店取り扱いの2社を紹介しましたが、ぜひお手元の商品の配合量や成分名をチエックしてみてくださいね。値段だけの問題ではなく、原材料がどこでつくられているのか、製造方法はどうなのか?なども実は大切な要素です。

薬店など、直接販売者とやりとりできる店頭での購入をおすすめしたいですね。

 

ミトコンドリアを増やすサプリの登場

ミトコンドリアと卵子の老化との関係に注目が集まっていますね。

ミトコンドリア

ミトコンドリアと聞いてもピンとこない方も多いかもしれません。ミトコンドリアは細胞の中にある「エネルギー」を作り出す工場のイメージです。糖と酸素を取り込んで細胞にエネルギーを送り込んでいます。(上の図では緑色のソラマメのような形をしたものです。)

卵子にはミトコンドリアが豊富に含まれています。

「ミトコンドリア」とは

人間には37兆個の細胞があり、その細胞ひとつひとつの中に存在する細胞小器官です。一つの細胞には平均300~1000程度ミトコンドリアが存在し、酸素と栄養素から、私たちが生きるためのエネルギーをつくりだす発電所のような役割をします。

脳や心臓などの重要な場所の細胞にはミトコンドリアは5000個と多く存在しますが、なんと卵子の中には10万個のミトコンドリアが存在するといわれています!

☆通常の細胞のミトコンドリアは1000個程度に比べて、卵子が10万個と大量に必要なのは、生命を誕生させるためのエネルギーが莫大に必要だということですね。

【ミトコンドリアの仕事イメージ】

①エネルギー(元気の源)をつくる

②代謝水(潤い)を産む~カラダをみずみずしく潤わせる

③代謝熱を産む(体温維持のかなめ)

④血液を産生する~貧血の改善

ところが生活習慣の乱れや加齢などで卵子に含まれるミトコンドリアが減少することがわかっており、「卵子の質」の低下にもつながるという話です。

加齢による卵子の問題は「数」と「質」です。たとえ数が少なくても、卵子はミトコンドリアの産生するエネルギーによって成熟し、分割、着床することができるため、ミトコンドリアを元気にする方法が注目されているのです。

当店が注目し、取り扱いのある商品の成分は「ALA(5-アミノレブリン酸)通称 アラ」です。

 

ALA(5-アミノレブリン酸)通称アラとは?

工場イラスト

 

「ALA(アラ)」は、アミノ酸の一種でミトコンドリア内でエネルギーを産生するために必要なヘムやシトクロムの原料になります。ALAはミトコンドリア内で常につくられていますが、17歳をピークに減少をたどり、60歳で半分になるそうです。ALAの減少がミトコンドリア内でのエネルギー生産機能の低下につながります。

ミトコンドリアの低下が招く病気はさまざま

一般的に、ミトコンドリアが低下することで起きる病気の代表は糖尿病、認知症、不妊、低体温、ガン、風邪などと言われています。

ミトコンドリアを活性化するためにできること

①筋力トレーニング
筋肉細胞にはミトコンドリアが多く含まれます~運動によって質の良いミトコンドリアの数を増やします。

②有酸素運動
ミトコンドリアは有酸素運動で使われる赤筋にも多く含まれます。

③断食
空腹になると体がエネルギーが足りないと認識した際に、ミトコンドリアは「エネルギーをつくらないといけない」と判断して、活性化して増殖します。
おススメは夜だけ食事を抜く「夜断食」

④寒さを感じること
空腹を感じるのと同様に体温をあげなくては!と、ミトコンドリアが活性化します。極端な厚着をせずに。
サウナ後の水風呂も良いです。

⑤ALA(アラ)を摂取する~現存するミトコンドリアを元気にします。

アラは食品から取り入れることができますが・・

ALAの1日の必要量は「10mg~20mg」といわれています。

たとえば赤ワインのALAの量は110~173µg(マイクログラム)/100g中⇒単位に注目してください。

1µg(マイクログラム)をmg(ミリグラム)に換算すると、0.001mg(ミリグラム)

赤ワインでALAを摂取しようとしたら100杯以上飲まないと、必要量がとれません。

改善を期待する量を摂取するためにはサプリメントがお勧めですね。

★5-アルブミン酸(ALA)は、卵子の質の向上に期待がかかっています

個人的にはミトコンドリアが生命エネルギーを支える源と考えるので、「腎」を元気にする西洋医学的な成分はこのALAではないかと思うのです

キラリスALAと新商品キラリスALA-ONが販売されています!

 

商品名 成分量 値段
キラリスALA 一粒当たり5-アミノレブリン酸塩10mg

亜鉛5mg、鉄1.2mg

32粒 4,500円(税抜)

1日1~2粒

キラリスALAーON 一包当たり5-アミノレブリン酸塩15mg

亜鉛5mg、鉄1.2mg Lテアニン50mg

30包 6,000円(税抜)

1日1~2包

ミトコンドリアは生殖医療の研究でも注目されています

2014年セントマザー産婦人科で、老化した卵子の核を取り出して、年齢の若い女性の卵子の中に置き換え、受精卵へと成長させて、子宮に着床できる直前の段階まで成長させた実験を行ったそうです。

実用段階ではありませんが、技術的には「卵子を若返らせる」研究が進んでいるのですね。(日本でこの方法は生殖補助医療として認められていません)

アメリカのベンチャー企業では、自分の卵子(卵前駆細胞)からミトコンドリアを取り出して注入する、という技術が開発されているそうです。

このように、「ミトコンドリアを元気にする方法」が、盛んに研究されているのですね。実用化になるにはまだ時間がかかるかもしれませんが、生殖医療の壁である

卵子の老化=年齢を克服できる日が近づいています。

現実的に今私たちができることは、ミトコンドリアを元気にする方法です。そのためにALA(5-アミノレブリン酸)の活用に注目しています!!

つけだ
40代妊活女性のカラダはしっかり整えていきたいため、サプリメントをベースに漢方もお勧めします。

お一人お一人にあったお薬などの提案ができますので、漢方相談をご利用ください!

「腎」の健康プラス!トータルで体質を整えよう

中医学では「卵巣」の健康度は「腎」の働きと多いに関係しています。

ですが人の身体は「腎」だけではなく、その他の五臓六腑の健康と、身体の構成成分である

「気」「血」「水」のバランスも大事!です。

中医学では「妊活」を「周期療法」という手法で体質を整える提案をしています。

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中医学、周期療法とは

  • この記事を書いた人

AYA TSUKEDA

室蘭市在住 所有資格は国際中医専門員、漢方スタイリスト、保健師、看護師、登録販売者 趣味はピアノ、旅行、読書 クスリのツケダイオン室蘭店で不妊、アトピー、皮膚病などの漢方相談を担当しています。

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