各種漢方相談 妊活関連

AMHが0.4以下で心配という相談に漢方は?

つけだ
E様、メールにてご相談をありがとうございます。 いただいたご相談内容からE様の現在の状況を、漢方的に推測してお返事したいと思います。

相談内容

AMH0.41(年齢の割に低いこと)

月経周期23~26日(不規則?)

基礎体温がギザギザ

(32歳女性)

①AMHは漢方的に考えると・・

一般的にAMHは卵巣内の卵胞残数の指標となっています。

体外受精では、女性の卵巣から卵胞を採卵しますが、1回で採卵できる数の指標として使用されているようです。

1回で1個の採卵でも、妊娠している事例はたくさんあります。

あくまでも指標なので、あまり心配しないでくださいね。

ここからは、漢方的な考え方になります。

卵胞の数が十分にあっても、順調に成長していくことや、排卵することなど、卵巣機能にかかわる身体の臓器を漢方では「腎」といいます。

年齢から考えても、「腎」の働きが弱っているように思います。

「腎」のはたらきの一つに、生殖機能がありますので、腎の働きが低下すると卵巣機能も低下します。

腎の働きが低下する原因はさまざまです。

送っていただいた生活状況から想像しても、お身体の疲れなども日々、蓄積されていませんか?

通勤時間、睡眠時間、食事の時間や回数、内容・・・・すべて、腎に影響します。

妊活漢方の基本は「腎」の立て直しです。

②基礎体温がギザギザ、月経周期がバラバラについて

同様に、卵巣機能の低下が考えられるのかな~と想像します。

こちらも「腎」です。

日数の短さが気になりますね。

卵胞が十分に育たない、または排卵していない月があるのかもしれませんね。

基礎体温の温度はどうでしょうか?

2相性になっていますでしょうか?

経血量や色や月経の日数はどうでしょうか?

排卵頃のおりものは十分にありますか?

測り方や、測る時間、測り忘れた日にちも線で結んでいませんか?

ストレスはどうでしょうか?ストレスがあっても、体温がギザギザになることがあります。

チョコレート膿腫のこと

チョコレート膿腫は、排卵障害の原因のひとつです。

詳細はわかりませんが、程度の差こそあれ「慢性炎症」の一つと考えますので、炎症を抑える手立ては考えたいところです。

通常、妊娠を考えない場合は「ピル」や痛みがある場合「鎮痛剤」となるのが一般的です。

漢方では「活血剤」という分類の薬を使用します。

漢方が力になります

E様

いただいた情報から想像でお答えしています。中医学(漢方)は、妊活には大変有効な手段です。

また妊活漢方は「周期療法」という手法をとるため、月経周期を4つに分けて漢方薬を飲み分けていきます。

種類も多くなりますので、多少お金もかかります。

医療機関の力も借りなければいけないかもしれませんが、漢方を併用したほうが成功率があがります。

簡単ですが、お返事となります。

参考になれば幸いです!

お仕事、無理なさらずに・・お身体を休めてくださいね^^

 

 

 

  • この記事を書いた人

AYA TSUKEDA

室蘭市在住 所有資格は国際中医専門員、漢方スタイリスト、保健師、看護師、登録販売者 趣味はピアノ、旅行、読書 クスリのツケダイオン室蘭店で不妊、アトピー、皮膚病などの漢方相談を担当しています。

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