マスクでかぶれ、ぷつぷつが出現!!夏のマスク長時間使用に注意!
毎日、長時間、マスクをつける生活はしばらく続きそうです。通気性が良い、涼しいなどの夏専用マスクでも、1日中の着用では肌への負担は避けられません。顔がヒリヒリしたり、ブツブツや吹き出物が出来たりとマスクかぶれや肌荒れに悩んでいる方が増えています。
マスクかぶれや肌荒れの原因は、マスクを長時間つけていることでの肌への圧迫。マスクをしながら喋ると顔の筋肉が動くので摩擦が起こり、バリア機能が損傷します。
加えてマスクの中は呼吸によって蒸れやすく、雑菌、ウイルス、ダニ、真菌、微生物などが増殖しやすく、肌の常在菌のバランスが崩れるようになります。
もともと皮膚が敏感である、ニキビや脂漏性湿疹、アトピー性皮膚炎などの慢性炎症性皮膚炎は「湿気」や「熱」が悪化の原因となるため本来であればマスク使用は避けたいところ。
そこでお勧めしたいのが「デットクススキンケア」です。
マスクかぶれにはデットクススキンケアがおすすめ!
デットクススキンケアは中医学をベースにした「中医美容」の発想からきている言葉です。
デットクスとは、中医学でいうと「解毒」と考えます。肌にダメージを与える「湿気」や「熱」「ウイルス」「ダニ」「カビ」などは「毒」と考え、デットクスが必要ですね。
マスクかぶれは、雑菌(湿気、熱、ウイルス、ダニ、カビなど)の繁殖によっておこります。
中国語の専門用語で「清熱解毒整肌」(炎症の原因の熱毒、湿熱を取り除き、熱を冷まし炎症を鎮める)方法~肌のバリア機能を守りながら、デットックスする美容方法でマスクかぶれをケアします。
デットックススキンケアの基本的な5つの手順とは?
1 天然オイルでクレンジング~まずは汚れを浮かび上がらせる
キャリアオイルと呼ばれる植物油は、保湿だけではなくクレンジングの代わりが出来ます。一般的なクレンジングが苦手な方はお試しください!
初心者におすすめ2つ~キャリアオイルの特徴
①ホホバ油~どなたでも
砂漠に生育するホホバ科の植物ホホバ種子からとれる。保湿効果が高く良く伸びて使いやすい。
肌質を選ばず、手作り化粧品に人気のオイルです。抗酸化作用にも優れています。
②スイート・アーモンド油~どなたでも、乾燥が気になる方
バラ科の植物スイートアーモンドの種子からとれる。主要成分はオレイン酸。
良く伸びて扱いやすく、あらゆる肌質に向いています。昔から美容に使用されてきたオイルで、肌の乾燥を防ぎます。
2 解毒保湿成分を配合する液体洗顔で洗い流す
洗顔料を良く泡立てて、顔にふんわりのせて30秒間程度、肌を直接触らず、泡を動かすように、優しくマッサージしながら洗顔。そのあと水に近いくらいのぬるま湯で洗い流してください。
瑞花露(すいかろ)ソープがお勧めです。
薬用ソープ 瑞花露(医薬部外品)
300ml入り 税抜き 2,800円
3 漢方パックでさらにデットクス
①「清熱解毒整肌」作用のある生薬を使って薬液をつくり、5分ほどパックします。
清熱解毒整肌とは~炎症の原因の熱毒、湿熱を取り除き、熱を冷まし炎症を鎮めるお手当のこと
すでに肌にトラブルが起こっている方は、「五涼華(ごりょうか)」と呼ばれる東洋ハーブを水に溶いて薬液をつくり、コットンなどを浸してパックする方法をお勧めしています。
②手に入らない場合は緑茶で代用も!
濃い目に入れた緑茶で洗顔したり、①と同様に、冷めてからコットンに浸してパックしてください。
こちらも参考に。
③ 携帯用に便利!瑞花露(スイカロ)スプレーを使ってみて!
消炎、止痒、保湿、殺菌、整肌の5つを目的に中医学の理論から生まれた「漢方スプレー」です。
私達は痒みなど顔に違和感を感じると無意識に触っており、触ることで余計な負担を皮膚にかけています。
すでにマスクかぶれが起きてかゆみや、赤みがある方は患部に、小まめスプレーしてください。
かぶれ予防のために、マスクの方に直接スプレーする方法もあります。
医薬部外品 150ml入り 1,200円(税抜き)
配合成分:ユーカリ、チャエキス,ヨモギ、チョウジ、オウバクなど
4 洗い終わったらしっかり肌を保護する
解毒消炎作用のある生薬が入ったスキンケアでお肌を保護してくださいね。瑞花露シリーズは美肌と解毒消炎作用のある生薬が含まれるスキンケア商品です。
医薬部外品 薬用保湿ローション 瑞花露 150ml 税抜3,000円
医薬部外品 薬用保湿クリーム 瑞花露 120g 税抜3,000円
こちらの2つをてのひらの上で混ぜ合わせて使うと良いですよ!
5 マスクが当たってヒリヒリする場所には
ヒリヒリする場所や傷口がある、皮膚が薄く敏感な場所は漢方軟膏やサージクリーム、ホホバオイルなどのキャリアオイルなどでプラス保護しましょう。
大切!!肌の回復のために~早めに布団に入り睡眠をとって
身体は寝ている間に修復するとご存知でしょうか?
たっぷりと睡眠をとった翌日は化粧のりがよいという経験をした事があると思います。
どんなに良いサプリメントを飲むよりも、睡眠に勝る特効薬ないかもしれません。
寝る時間帯も大切。日頃、午前を回る方は12時前を目標として、段階的に11時前には布団に入る事ができるのが理想。
布マスク?ガーゼマスクどちらが良いの?
肌に触れるものは通気性がよく汗を吸うものを勧めています。シルクやガーゼがお勧めです。
不織布マスクの内側には柔らかいティシュペーパーを当てるだけでも、肌への負担は軽減されます。
2~3時間おきにマスクを外し肌を休め、忘れずに瑞花露スプレーをかけてください。
最後に
新型コロナウイルスとの共存の道はまだ手探り状態です。全人類が夏にマスクを着用して過ごすのは、いまだかつて経験のないことですので、肌トラブルだけではない問題も今後起きる可能性が示唆されています。
「肌荒れを気にしている場合ではない」というご意見もあるかもしれませんが、一度傷ついた皮膚を修復するのはかなりの時間を要するので、できれば悪化する前に正しくお手当ができるようにと思い、記事にしました。
今回は「マスクかぶれ」に焦点を当てましたが、「皮膚」は身体の中の最大の臓器といわれており、「顔」だけが弱っていることはありません。
手洗いのし過ぎや、消毒のし過ぎでボロボロな状態の手を見かけることも増えました。
皮膚炎をきっかけに、自分の体の様子を見直す機会にして、ウイルスに負けない身体つくりに興味を持つ方が増えることを願います。