アトピー、皮膚炎

毎年繰り返す主婦湿疹~完治のための漢方養生の3つのコツとは

メディクイックでも治らない主婦湿疹との付き合い方~私の経験

秋~冬になると、水絆創膏やワセリン、メディクイックなどのステロイド軟膏剤が離せなくなりますか?

かつて私もひどい主婦湿疹に悩まされました。

右手の人差し指と中指に水疱が出来たのがはじまりです。

朝起きると、激しい痒みがおこり、落ち着くまで掻きむしったり、薬をつけて痒みが引くのをひたすら待ちました。

あの激しい痒みは、指がなくなってもいいや!と思えるほど、辛いものです。

実は、湿疹、小水疱、激しいかゆみの主婦湿疹が起こる前は、秋~冬になると指が切れるドライスキンに悩んでいました。

例年であれば、春になり温かくなると少しよくなっていたのですが、この年は季節が変わっても治らないどころか、さらに悪化していきました。

当時の私は、中医学を学ぶ前で皮膚病を漢方で治すということを知りませんでしたが、病院受診やステロイド剤使用の選択肢はありませんでした。

というのは、痒みに耐えかねて、湿疹、水疱のところにストロイド軟膏を塗ると、その日の夕方には赤みも湿疹も良くなります・・が、皮膚が薄くなっているのに気が付いていました。

一見良くなっているように見えていた皮膚が次の日には、皮がむけてジュクジュクする、の繰り返し。

また、皮膚科通院で良くなっている方をあまり見かけたことがないので(笑)ステロイドでは治らない!自力で何とかしようと、決意したのです。

症状は、当初、右手の2本の指だけだったのが、対照的に左手にも同じ症状が現れはじめていました。

まず第一にはじめたのは「絶対に水を触らないこと」を徹底しました。

「モイストプラス」という、湿潤療法に使用されていた、ちょっと良いガーゼを巻いて、手袋などで保護して、家事はもちろん、お風呂に入る時でも、お湯や水に触らないように工夫しました。

けが人のような手指の見栄えになり、周りの人に心配されたり、病院受診を勧められましたが、気にせず。

これはかなり良かったです。

治療のコツその1は「水を触らないこと」です。

店頭で、同じく主婦湿疹やドライスキンの人に伝えていますが・・結構、嫌がられます(笑)主婦にとって難しいことなのはわかりますが、何が大事か?で選んでほしいと思います。

私は、将来にわたって、手指の痛みを抱えて生きるのが嫌でしたので、茶碗が少し滑っていても、気にしません。笑

水に触らないを徹底すると、本当によくなります。

主婦湿疹、どんな種類のハンドクリーム、軟膏、ステロイド剤でも悪化する!?

当時、ステロイド剤は使用しない代わりに、試した薬がいくつかあります。

紫雲膏、タイツコウなど、漢方軟膏です。

痒みが出てしまいダメでした。何故か、白色ワセリンだけは使えたので、ひたすらワセリンをつけていました。

今、思えば中医学の考え方「血熱」という状態であり、油分の多いクリーム、軟膏類で蓋をしてしまい、余計に熱がこもってしまったのだろうと思います。

主婦湿疹は「接触性皮膚炎」という皮膚の病気の分類に入ります。

接触性皮膚炎は「アレルギー」に非常に関係がある病気ですので、当時の私の皮膚の状態は、過剰なアレルギー反応を起こしていたと推測できます。

となれば、使い慣れていたクリームでも、何でも・・触れるものには過剰に反応を起こしてもおかしくありません。

本来、アレルギー反応である炎症を抑えるステロイド軟膏ですら、基剤が原因でアレルギーを引き起こすことがあり得るのです!

主婦湿疹、本当の原因はどこにあるか?ふたつめのコツ

当時の私は、今振り返ると更年期の入り口でした。

毎日、何故か胃薬が離せないほど、いつも胃が重い、痛いという悩みに加えて、便秘がちでした。

仕事も忙しく、食生活が不規則だったことや、思春期時代の子育て中でもあり、様々な疲れもあったのかもしれません。

「アルコール」「チョコレート」「てんぷら」

これのどれかを食べた次の日の朝は、「悪化」していました。

私の場合は、アルコールがてきめんで、お酒を飲むと絶対悪化するぞ、という覚悟でビールを飲んでいました笑

本気で治したければ、「食事」が大事なんです!

何故なら、口から入った飲食物は、きちんと排泄されないといけないから!です。

当たり前と思うかもしれませんが、「胃腸の働きが弱っている」と、全部、綺麗に排泄されてはいません。

胃袋は単なる袋なので、食べ過ぎても全然平気な人でも、「消化力」「排泄力」が十分かどうかは、わかりません。

更年期ともなると、「胃液」「腸液」などが減少しますので、「消化力」は衰えていると考えられます。

排泄されない食べ物は、体内で腐敗していきます。

この腐敗物=ゴミが、尿や便からきちんと排泄できないと、身体のありとあらゆる「穴」から排泄される、と中医学では考えます。

皮膚の場合の穴は、「毛穴」ですね。

皮膚病漢方では、どんな皮膚病でも共通の考え方です。

「胃腸のはたらき」「食べ物」「食べ方」

二つ目のコツは、野菜をたくさん食べる。

あわせて、揚げ物、甘いもの、アルコールは控えるか、中止したほうが良いですよ。

便秘がちの方は、便秘を解消しましょう!

皮膚病を発症しやすい方は「胃腸のトラブル」や「消化力、排泄力」に弱点がある方が多いです。

3つ目のコツは早く寝ること!

身体の再生は夜間に行われます。

なかなか早く眠れないという方も多いのですが、試してみてください。

良く眠れた次の日は、「化粧ノリが」良くないですか?

睡眠はすべての病気を治す共通の治療方法です。

昔、皮膚病のお勉強のため中国にある漢方専門の大学病院を訪れました。

皮膚科病棟には様々な皮膚病患者さんが入院していましたが、私的に衝撃だったのは、「足の甲に紅斑があるだけ」の患者さんがベッドに横になっていたことです。

日本人であれば、その程度で入院することはまずないだろう、というような見かけの症状でした。

ですが、「寝ること(体を横にすること)」が、大事な治療である、と改めて学んだ事例です。

皮膚は身体の中で一番大きな臓器(内臓)ですから、たかが皮膚と思わず、早く直したければ、早く寝ることが大事です!

主婦湿疹、再発を防ぐために

当時、ほぼ自然治癒力に任せて治した主婦湿疹の経験談を交えてお伝えをさせていただきました。

主婦湿疹を治す3つのコツをまとめますと、以下になります。

1 水を触らないこと

2 食生活を見直す、野菜をたべる

3 早く寝る

本来、病気のほとんどは自分の治癒力で治ります。

ですが、好き勝手に食べたい放題、飲み放題、夜更かしし放題では治りません。

治すためには、養生が必須です。

そして、改善の見通しが立ってきたら、次に目指してほしいのは「再発防止」です。

私の主婦湿疹の状態が良くなるのには約2年がかかりました。

本格的に、もとの状態に戻ったのは、その後中医学と出会い、体質を改善する漢方薬を飲んでからです。

皮膚を治す目的で飲んだ漢方ではありませんでしたが、劇的に良くなり、皮膚に潤いが付いてきたのには驚きました。

私たちは、当面の症状が改善すると治ったと思ってしまいがちですが、それは見かけだけかもしれません。

皮膚の構造は、何重かの層になっています。

炎症がおきて皮膚が剥ける状態は、お雛様が着ている十二単をいっぺんに脱ぐのと同じことだと、皮膚科医にならいました。

ですが皮膚が治る過程は、十二単を一枚ずつ着ていきます。

一枚着るのに,20代では28日サイクルかもしれないけれど30,40代になれば2~3倍の時間がかかるとのことです。

2倍としても56日×12枚=672日(1・8年)

皮膚が元通りになるのには、2年かかるわけです。

さらに、皮膚の再生に必要な栄養がきっちり届けられる身体の仕組みであることも条件です。

そのヒントが、中医学にあります。

あの頃は、手を洗う回数が多かった、紙をよく触るから・・と環境が原因だと思っていましたが、それがすべての原因ではなかったんですね。

自然治癒力をさらに底上げしてくれる漢方。

もっとはやく中医学に出会っていれば、もう少し早く治り、丈夫な皮膚になったんだろうな~と思います。

私が中医学を基礎に、中医皮膚(漢方)相談を行っているのは、こんな自分の経験があるからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • この記事を書いた人

AYA TSUKEDA

室蘭市在住 所有資格は国際中医専門員、漢方スタイリスト、保健師、看護師、登録販売者 趣味はピアノ、旅行、読書 クスリのツケダイオン室蘭店で不妊、アトピー、皮膚病などの漢方相談を担当しています。

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