(大昔に薬用として使われていたニラ~室蘭民報くらしスタイルに寄稿記事)
大昔、ニラは薬用に使われていた
ニラの原産地は東アジア地域で、3千年前から栽培されており、日本には弥生時代に、中国から伝わったといわれています。大昔ニラは薬用として使われていましたが、日本では明治時代に野菜として食べられるようになりました。
ニラは味噌汁の具や薬味、おひたし、中華料理では、レバニラ炒め、ニラ餃子、ニラ饅頭などが有名です。
現代薬理研究によると、ニラはβーカロテンやビタミンC,カルシウム、リン、鉄などのミネラルに富み、代謝機能、免疫機能の向上、疲労回復にも役立つといわれています。
整腸・殺菌作用がり、昔は下痢に効く野菜として親しまれていました。
薬膳では腰のだるさなどに
中国漢方では、腰のだるさ、痛み、膝が弱い、打撲、けが、冷え、ED,頻尿、尿漏れ、胃腸症状、下痢、便秘などに薬膳として使われています。
ニラは身体を強く温めるため、微熱、寝汗などがある方は使わないほうが良い。消化しにくいので、1回の量を加減して食べること。
漢方では春は「昇発」(上や外へ発散する)の季節と考えるので、ニラ料理を食べて、冬にたまった身体の寒さを払ってはいかがでしょうか?
ニラ卵炒めの作り方
【食材】
ニラ(100g)
卵 (2個)
塩 (少々)
【作り方】
①ニラをきれいに洗ってみじん切りにする。
②卵を割って、みじん切りにしたニラと混ぜる。
③油を鍋に入れて、火をつける。
④②を鍋に入れて炒める。