我が家にはじめて犬が来た!
はじめに~我が家がワンコを購入するに至ったいきさつ
我が家のペットデビューは遡るところ9年前。末っ子が小学3年生のころです。商売柄、衛生面に気をつけたくてペット飼うことに抵抗がありました。
ですが、末娘がどうしてもペットを飼いたいというのでミニウサギを見に行ったはずが、トイプードルの愛らしさにすっかり魂を抜かれ、気が付くとレッドの男の子を胸に帰宅していました。
今では何故か4頭のトイプードルが我が物顔で自宅を徘徊しています。
最初のワンコ「ココア」君は子犬のくせに神経質で、エサは食べない、触らせない、抱っこは嫌いと、手のかかるワンちゃんでした。そこで初めて行った動物病院の助言で多頭飼いを勧められ、気が付くと4頭ものトイプードルと暮らすことに。毎年予防注射に行くたびに増える犬を見てはケラケラ笑う動物病院の先生。
「まさか4頭になるとはね~」って!!多頭飼いといっても4頭になるとは先生もよもや想像しなかったことでしょう。
夫の眠っていた犬好き魂に火が付きました。4頭目のワンコはなんと「茶色かったから~」と言って、妻の私に相談もなく連れて帰ってきました。
「茶色かったから~ってなんだ!!?」って感じですが、夫はコーラーなどにおまけでついてくるおもちゃはコンプリートしたい派。「黒プー」と「白プー」が欲しいとつぶやく夫に、ドキドキしています。
壁側から、陽気なモカちゃん:色ブラウン(6歳)ボール好きなあずきちゃん:色シルバー(7歳)神経質なボス犬ココアくん:色レッド(9歳)頭の良いサクラちゃん:色レッド(8歳)
実際、トイプードル飼育にはお金がかかりますけどね。
トイプードルの飼育にかかる経費の一番はカット代かもしれません。我が家のワンコは冬場の散歩以外、洋服を着せません。ですから、かかる費用はエサ代、予防接種代、フィラリア代、保健所の登録料だけ。
ワンコが2倍になったのをきっかけに夫婦でトリミングを習いに行きました。今では夫が我が家トイぷー軍団専用トリマーです。トリミングに必要なトリミング台、ドライヤー、ハサミと、必要なものをすべて揃えても数回で元が取れました。
まあ、よくみると虎刈りになっていますが個性ということで。
トイプードルは胃腸が弱いのかも??人間用のビオフェルミン使える?
他の犬種を飼ったことがないのでわかりませんが、我が家のワンコ軍団は胃腸が弱いです。夏場は嘔吐、ストレスで嘔吐、食べ過ぎで下痢。少量のくだものなどをあげるだけでも大変なことに。
毎度毎度、病院に連れて行く時間や暇がないので、様子をみながら家庭でできるお手当を行っています。
子育てと一緒で、日ごろの様子と比べて、このまま様子を見てよいのか、緊急性が高いのかの判断は、人間の子供と同じではないかと思います。
話ができなくても「元気があるのか」「食欲はあるのか」「嘔吐や下痢の回数は?」「色は?」などの観察を行うことで分かることも多い。
日頃から我が家は毎日のフードに腸内細菌を混ぜてあげています。
先日、下痢の続いたサクラちゃんの場合
2番目に来たサクラちゃん。親ばか発言ですが、頭が良くて空気を読むのが上手なワンちゃんです。もしかして自分で人間だと思っているかもしれません。
そんなサクラちゃんは私たちと一緒に2階で寝ているのですが、下痢のため夜中に何度もトイレに通いました。トイレに行きたくなると寝ている私たちを小さな声でウオンと吠えて起こし、抱っこで連れて行かせるという技を使います。
お腹の弱めなサクラちゃんは、獣医さんの助言で以前から腸内細菌を飲ませています。でもね、下痢は「ビオフェルミン」や腸内細菌だけでは止まらない。
我が家の場合、基本は犬用の腸内細菌を使っていますが、自宅に買い置きがない場合、人間用の粉タイプのビオフェルミンもエサに混ぜて使っています。特に問題はおきていません。
下痢や便秘は腸内環境が崩れているサイン。バランスの崩れた腸内の環境を取り戻すために腸内細菌を取り入れることは大切だと考えますが、下痢が続く場合は、原因を見つけるのが先ですね。
1~2週間は様子をみますが、「体重が減っている」「食欲が落ちている」「動きが少ない」など、いかにも体力低下がみられる場合は、動物病院に連れて行くほうが良いですね。脱水を起こす心配もあります。
ワンちゃんの健康づくりとして腸内細菌の活用はよろしいと思います!
人間用の下痢止めなどの薬は犬に使えるのか?
そもそも「下痢」は病気ですね。原因の見極めが必要です。
もし人間が下痢で病院を受診した場合、医薬品である下痢止めと、腸内環境を整えるために、ビオフェルミンなどの腸内細菌を処方されるでしょう。
ちなみに市販されているビオフェルミンは「指定医薬部外品」と呼ばれ、効果が穏やかな薬に分類されます。腸内細菌と呼ばれる商品は多々あり医薬品も存在しますので、あくまでもビオフェルミンに限った話ですが、ワンちゃんに使えないことはない、と個人的には考えます。
細粒タイプは3か月から使用できます。サクラちゃんは2.5キロなのですが、下痢の時には少し多めの幼児レベルの量をあげています。
では「人間用の下痢止め」は使えるのか??という点ですが、個人的には人間用の「西洋薬タイプの薬」は絶対に使用しません。
人間に置き換えても、「下痢は止めてはいけない」という前提があります。
特に、食中毒など細菌性の下痢は、クスリなどで無理に止めると、菌が腸内に長くとどまり症状の改善が遅れると言われています。
人も犬も、下痢が起きる原因の見極めが大切なのです!!
ですが、実は私はサクラの下痢に人間用の漢方薬や東洋ハーブを使って下痢を治しました。
犬の下痢に健脾散顆粒エキスという漢方薬を使いました。
人間用ですが、中国漢方メーカーのイスクラから販売されている「健脾散顆粒エキス」を使いました。働きは胃腸を元気にして下痢を抑える中国漢方薬です。ちなみにイスクラでは動物用の漢方薬も販売しており、日本ペット中医学研究会会員動物病院での取り扱いがあります。
人間用は大人の場合、1シートが3回分で朝、昼、夜で1日分です。ワンちゃんには、1包を半分ずつ朝晩(1日量)水に溶いてスポイトであげました。
なんと1日ですっかり普通便になりました。念のために2,3日飲ませましたが食欲もつき、すっかり元気になりました。
実は1か月前から軟便が続いており、腸内細菌と五行草という東洋ハーブで様子をみていましたが、回数が増えたのと体重が少し落ちたので漢方薬を飲ませた訳です。
漢方薬とはいえ、人用の薬なので大丈夫なの?心配されるかもしれません。
漢方薬の特徴を少し説明しますが、1種類の漢方薬名の中には数種類の植物が配合されています。
「健脾散エキス顆粒」の生薬チームの構成をご紹介すると、なんと食べ物ばかりなんです。
人参
ブクリョウ→きのこ
ヘンズ→豆
ヨクイニン→はとむぎ
山薬→ヤマイモ
蓮肉→ハスの実
など
手作りご飯で漢方薬がつくれるかもしれない、ありふれた食薬が健脾散顆粒エキスの中身です。
最後に
動物用の漢方薬はまだまだ一般的ではないですが、とても有効です。
人と暮らすワンちゃんは以前よりも良いフードや環境のため長生きになり、反面、人間同様の病気が発症するようになりました。
そのためワンちゃんも病気になりにくい健康づくりが大切ですね。
個人的な感想ですが、人の身体にも有効度の高い商品はワンちゃんにも効果があると実感しました。
そんなわけで、我が家では漢方薬、東洋ハーブ、九州無農薬の青汁や大高酵素、オイスターなどもワンちゃんにあげています。
混んでいる動物病院に行く前に「自宅で出来ることはやってみる。」を、薬局でもお手伝いが出来るのかな、と思いましたので体験談を書いてみました。
よければ参考に、ご相談くださいね。