リピーターが多いオードムーゲ
オードムーゲの販売をはじめて15年以上経ちました。
男女問わず、年代も幅広く、リピーター率が高い、愛用者様の多い化粧品なんですね!
繰り返すニキビに。
日焼けのほてりに。
男性であれば、髭剃り後に。
入院中、入浴できない方には清拭としてなど。
化粧水として使用になる以外にも用途の広い、面白い商品です。
当店でも、来店する方に随分とサンプルをお配りしていました。
口コミで来店するかたも大勢いました!
と店頭でよく質問されていました。
本当に評判の良い化粧水ですが、
どなたにもお伝えしていることは、
まずは、サンプルでパッチテストを必ず行ってくださいね!
どんなに評判が良くても、実際に使用してみないとわからないので、まずは、使い始める前に、パッチテストを行うことをお勧めします!
アトピーや敏感肌にオードムーゲは使えるのか?
当初、私も実際のところは、お客様の声を聞くまでは心配でした。
オードムーゲ化粧品には「エタノール」が配合されています。
配合目的は「清涼感」「清拭」が目的です。
そのため使用感は「すっきり」と表現する方が多いです。
お肌が敏感な方は、アルコールを嫌う傾向があるので、アトピーや敏感肌の方は、難しいのかな~、と正直思っていました。
オードムーゲは医薬部外品ですので、効能効果には「抗炎症作用」があり、基本的には肌の炎症を抑える目的でお使いいただけます。
ですが、繰り返しますが、使用感は人によって違いますので100%どなたでも大丈夫とは言えません。
参考までに、アトピー性皮膚炎で治療中の、当店スタッフが使用していましたので、使用感は以下のような感想でした。
「肌の調子が良いときはすごく良いですよ!!」と。ただし・・
アトピー肌は、季節変化や、体調、ストレスなど様々な要因で悪化しやすいため、悪化している時は「しみる」ので使用できないとのことです。
注意したいのは、オードムーゲは医薬部外品で、治療を目的とした側面もありますが、基本的には化粧品です、アトピーや敏感肌を治すことはありません。
アトピー性皮膚炎や敏感肌の方が使えるか? の答えは、「使用できます」 ですが、傷がある状態では「しみます」ので、「使用しないほうが良い」と販売店としてお伝えしています。
傷ついているお肌には無理に使用しないでくださいね。
「しみる」は、肌からの危険信号です。
(初めてご使用の方は、パッチテストをお勧めします。)
うわさのオードムーゲって?
ところで、オードムーゲって知っていましたか?
六陽製薬が販売していた医薬部外品の化粧水です。
もともとは皮膚病の治療薬として開発されてから50年以上の歴史ある商品です。
効能効果
肌荒れ、荒れ性、あせも、ひび、にきびを防ぐ、肌を引き締める、肌を清浄にする、肌を整える、皮膚を健やかに保つ、皮膚に潤いを与える
こちらの化粧品は「オードムーゲ」の旗のあるところでしか、購入ができませんでした。
私たちは「うわさのオードムーゲ」をキャッチフレーズに、販売していたんですね。
ところが!!
2013年に小林製薬に株式譲渡され、六陽製薬は子会社となりました。
販売店の一つだった当店は、寝に耳に水状態で、本当に驚いたものです。
あれから7年になるのですね。
こんなイエローのド派手なジャンバーを着て、駅前で試供品を配ったりしていましたよ、私も。
駅周辺で試供品を配布するための許可が必要だったのを知らず、無許可で配って怒られました(笑)
現在、オードムーゲは、大手ドラッグストアをはじめ、通販でも買えます。
どこでも手に入ります。
繰り返すニキビ、肌荒れにオードムーゲ
店頭では、メーカーで作成したCMを毎日流しおり、通りすがりのおじさまに「オードムーゲって何?」と何度も聞かれたものです。
当店では現在も、小学生から大人まで、ニキビなどでお悩みの方に定評があります。
値段も手ごろなので、肌トラブルのない方でも、惜しみなく、ジャブジャブ使っていただいています。
有効成分は以下の2つ。
【イソプロピルメチルフェノール】
広範囲で殺菌効果が高く、収レン作用、紫外線防止効果があり、特にニキビ用化粧品などに使われます。
【グリチルリチン酸二カリウム】
高い抗炎症作用と、抗アレルギー作用を持ち
皮膚の炎症緩和、ニキビなどの皮脂分泌を抑え、消炎作用、美白効果など
「殺菌」「抗消炎」効果という点で、ニキビ肌でお悩みの方にオードムーゲは有効ではないでしょうか。
もちろん、先にパッチテストを行ってくださいね。
オードムーゲに継ぐ化粧水現る!
当店スタッフも、六陽製薬が小林製薬に販売譲渡してから、こちらの商品に切り替えています。
北海道旭川市に工場をもつ、カワゾエカンパニーから発売になっている「ミュールセラムシリーズ」
(写真:ミュールセラムローション)
オードムーゲと同じ価格帯で同じような化粧品を、頼み込んで作ってもらったという、逸話のある化粧品シリーズです。
単なる二番煎じと思ってはいけません。
もともとは「アクル」というアトピー、超敏感肌向けの化粧品シリーズをだしている会社です。
(写真:アクルシリーズ モイスト、エッセンス)
有効成分「ポリアクリル酸ナトリウム」が配合されていますが、もともとは「牛の乳腺炎を治療」する目的で開発された成分です。
さすが酪農王国、北海道!
「牛の乳腺炎」つまり「炎症」を抑える成分なのですよ。
参考:カワゾエカンパニーホームページ
http://www.kawazoe-company.co.jp/pg22.html
当店では、最近はもっぱら「アクル」シリーズや「ミュールセラム」シリーズをお勧めしています。
まずはサンプルを手に入れてお試しください
筆者である私は、日々、アトピーなど皮膚病の漢方相談をしています。
肌のトラブルは、案外、化粧品がスタートの場合が多いのです。
たまたまもらった化粧品の試供品で赤くなった、かゆくなった、という相談は薬屋にいると良くあるんですね。
そのようなことがおこった場合は、まず、使用をやめることが基本です。
しみた場合は、すぐに洗い流してください。
さらに大切なことは「さわらない」こと。
気になると、いつまでも気になる場所を触り続けてしまっています!
無意識に触っていることも多いので、「さわらない」を意識しましょう。
当店にご相談いただいた場合、「漢方湿布」を患部に塗布する方法をお勧めすることもあります。
もし、敏感肌やアトピー、肌トラブルでお悩みの方は、肌そのものを治すお手伝いをしておりますので、ご相談くださいね。
新しくスタートさせる化粧品は、直接顔につけず、上腕の内側など、皮膚の柔らかい部分で試してくださいね。
1~2週間は、様子をみましょう。
敏感肌の方はどんな商品でも、まずはパッチテスト、試供品から始めてくださいね!