アトピー性皮膚炎など様々な皮膚トラブルでお悩みの方へ
アトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症、痒疹、慢性湿疹などでお悩みではありませんか?
皮膚科など病院で抗アレルギー剤やステロイド剤入りの軟膏を処方され塗っていても、まったく良くならないというお悩みの方が非常に多いと感じています。
数ヶ月~数年の通院でも改善しないため、市販のステロイド軟膏を漫然と塗り続けている、そんな方も多い印象を持っています。
何故、皮膚は治りにくいのでしょうか、考えたことがありますか?
「皮膚は内臓の鏡」という言葉があります。
皮膚は体の中では一番大きな臓器と言われています。皮膚は単なる「皮」ではなく、「内臓」の一部。
内側にある「肺」や「胃腸」などの内臓と、まったく無関係ではありません。
我々、中医学を学ぶものは、食べ物と皮膚炎は深い関係がある、と考えます。ですから皮膚炎を発症している時には内臓の働きにも注目しなくてはいけません。
中医学で注目したい考え方の一つに、皮膚は排泄口のひとつと考えがあります。通常の排泄ルートでは「尿」や「便」ですが、緊急的な排泄方法として皮膚を通じても行われます。
身体にたまっていく不要なゴミは、緊急排泄ルートである皮膚から排泄されている!!~これが皮膚病の正体と考えます。
そのため、中医学をベースにした皮膚病の漢方相談では、単純に皮膚の状態を見るだけではなく、五臓六腑の働き具合や、相談者さまの飲食の様子、日常生活などの様子をうかがい、皮膚炎が起きた原因を探っていきます。
理想の最終目標は、現在おきている症状を治すだけではなく、再発のない皮膚づくりです。
本当の皮膚の健康とは、症状の完治だけではなく「再発のない皮膚」が目標です。
症状と体質に見合う漢方薬の服用と同時に、正しい食事と生活の実践。目に見える症状が改善した次に、再発させないための皮膚づくりをいたします。
体質は一人ひとり違いますので、お伝えするアドバイスや使用する漢方は人によって違います。
アトピー性皮膚炎や皮膚病に漢方を使用するメリット、デメリットとは?
先にお伝えしなくてはいけないことは、私たちは西洋医学を否定しているわけではありません。
「ステロイド剤を完全にやめていただく」ことを目標にはしていません。
お客様の中には、長期間ステロイド剤の使用で残念ながら副作用が現れ、テロイド剤を使用できなくなった方もいらっしゃいますが、多くの方はコントロールが可能となっています。
アトピー性皮膚炎はガイドラインにそった標準治療があり、安全に治療することが可能です。ぜひ担当医にご相談をお勧めいたします。
その上で私たち相談担当者は、漢方薬の提案や、生活、食事のアドバイスをさせていただきまます。
漢方相談担当者が考える漢方薬を使用するメリット、デメリットは以下のように考えます。
【漢方を使用するメリット】
*個人に合わせたオーダーメードであること
*多くの医療機関よりも相談時間が長いため、細かな疑問に答えることができる
*相談薬局の方が漢方、中医学に精通している人が多い
(お医者様は中医学は必須科目ではないため、自分で勉強しなくては身につかない学問であり、医師の漢方処方技術に差がある)
*目標とする場所(アトピー性皮膚炎や皮膚病)だけでない、体調の良さを実感しやすい
*根治ができる
*正しい生活、食事の仕方が身につく
【漢方薬を使用するデメリット】
*保険適応外であり値段が高い(医療機関で医師による処方では保険適応の漢方薬がある)
*体質改善のためには時間がかかる
*生活や食事の改善の努力が必要
漢方を使用する上での注意点とは?
漢方薬の誤解は、ハーブや民間療法と同じように考えられてしまうことです。
漢方薬は薬事法に基づき厳格な使用方法が決まっている「治療薬」であるため、当然、副作用も起こりうるという点を忘れてはいけません。
そのため、中医学や漢方に精通している医師(医療機関)や薬局(薬店)に出会う必要があります。
アトピー性皮膚炎や皮膚病を治す順番について
飲めば跡形もなく、炎症が落ち着き、傷口がふさがることはありません。「漢方薬は魔法ではありません!」
最終的に治すのは自分の力でもあります、自分の生活、食事の改善などの努力も必要。
一度にすべては治りません。
症状の軽いところや、新しいものから、また、表面など浅い部分から順番に治っていきます。見た目だけではなく、見えない部分にも火種が残っている場合が多いので根気強く行って欲しいです。
【第1段階】
つらい症状の改善
赤みやジュクジュク、かゆみなど炎症が強い状態を鎮めていきます。急性期の状態から慢性期の状態には波があり、繰り返す可能性もあります。
【第2段階】
再発のない丈夫な皮膚・身体づくり
多少の炎症があってもすぐに治る、以前のような小さな刺激で大きな炎症が起きない、痒みや赤みのない皮膚の状態。
アトピー性皮膚炎の場合、もともとの皮膚の弱さがあり、ここまでには数年かかると言われていますが、西洋医学では到達できない領域です。
漢方を使った皮膚の健康づくりは2段階です。
本当の健康を取り戻すために、中医学の力を試してみませんか?