中成薬とは
中医学理論に基づき作られた代表的処方(長い歴史の中で効果が実証され、伝承してきた処方)を、錠剤、丸薬、顆粒、シロップなど飲みやすい形にしたお薬(漢方・生薬製剤)のことです。(イスクラHPより)
私は長年、漢方薬について細々と勉強をしていました。
でも、日本の漢方薬の学習方法は「漢方家の大先生」が、ご自分の経験処方を伝授してくださる・・というような伝達学習が多く「何故、その薬が効くのか?」という「理論」が曖昧で、いつも越えられない大きな壁を前にしている気分でした。
そんな中で、運よく「中医学」と出会うことができました。
今まで疑問に思っていたことが明快になり、どんどん深い知識を追っていくことができるようになりました。
そして10月から、念願の中成薬を扱うことができるようになりました。
ところで、漢方薬は芸能人が使っているなどの記事が載ったり、興味を持つ方が増えているようです。
使いたいと思う理由は色々ですが、西洋医学的な治療では治らないと思っている方や、漢方薬は穏やかで、副作用も少ないので、、など色々です。
体質改善をしたいと思う方も多く薬局に来店します。
大昔の病気とは違い、現代の病気は即、命にかかわる急性症状よりは、小さい症状が、何日も、何か月も、何年も続くという病気のほうが圧倒的ですので、病院に通い続けることや、西洋薬を服用し続けることに疑問や、負担を感じてる方も多いと思います。
中成薬(漢方薬)は、本治といって、原因となっている臓腑の治療をしていくことで、表面にあらわれている症状を改善していくことができます。
ひとつ間違ってほしくないことは、漢方薬は「万能な魔法の薬」ではないので、過剰な期待を抱いていてはいけません。
現代人の生活スタイルは、漢方薬を使っていた時代とは大きく異なるため、思ったような効き目が出るのが遅かったり、効果が現れない方もいるようです。
人間も自然界の一部なので、自然の法則に逆らった生活スタイルでは思うように効果がでないこともあり得ます。
漢方薬と自然界は、深いつながりがあることも事実です。
漢方薬を使ってみたい方は、当たり前だった、ちょっと昔の生活の知恵をとりいれつつ、養生してくださいね。
漢方相談、どうぞお気軽にご相談ください。